骨のある部屋

@honebeya206

水で骨作り

私はいつも水で腐敗させて骨を作っています。

メリット
・夏場は数日で骨になる
・脱脂が簡単

デメリット
・夏場に小型動物をやると分解される
・臭い
・気温が下がると脂蝋がつく
・春や秋はうっかりするとピンク菌や苔がつく
・冬は無理


デメリットが多いですが、扱いに慣れると簡単です。
私は最初はポリデントでの除肉を行っていましたが、「肉を分解する」と言われてる効果を実感できませんでした。漂白もポリデントできるのですが、ワイドハイターを使用した方が漂白は早いです。


どの動物もそうですが作り方は
①除肉
②水浸け
③水換え(気温によっては1日に数回やるを毎日)
④除肉
⑤水換え
これの繰り返しです。

水換えのタイミングは濁って「これ以上放置すると中身が見えなくなるな」と思う段階で換えます。
その際に骨を揺すって肉を落とし、取れないものは再度ピンセットでつまみ、新鮮な状態とは違う関節の緩さを確認します。

緩ければ小型動物であれば漂白や乾燥に移ります。ピンセットでいじっていると、これ以上水に浸けない方が良い段階ではかろうじて骨が繋がっている状態がわかります。その時に漂白や乾燥に移ります。

中型動物であれば肉が塩辛のように緩くなり、腱だけが残っていきます。
中型以上の動物の骨は針金で固定するため、腱も除去します。ですが、手足の細かい骨(手根骨・足根骨)は並びがわからなくなるため、写真を撮ったり、指の骨(第1指、第2指‥など)ごとに小分けに袋に入れて順番が分からなくならないようにします。
歯も抜けるやつは抜いてなくさないようにします。


やることとしてはこれだけです。地道な除肉の繰り返しと水換え、部位分けだけです。
分けるための袋は三角コーナーネットや排水溝ネットを使います。


ちなみに、煮ての骨取りは「投げ込みヒーター」or「ボイラーで常に温められる」環境がない場合はオススメしません。(骨になってるのを洗う場合は別)
腱が硬くなるし、まとまった時間が取れずに煮ると骨が茶色くなります(絶対とは言いませんが体験談として)。大根に漬けてから煮ると柔らかくなるかもしれませんが。
また、沸騰させて煮ると骨が脆くなる可能性があります。私は子豚の骨を沸騰させて煮たら、割れた骨が出来ました。


感覚作業なので、何度も失敗して理想の骨を作ってください。

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