頑張れ火山博物館
長野県の火山博物館に少しだけ寄りました。時間がなかったので、内容よりも展示を見ることに集中。
常設展の入り口が普通ではない。
暗いなかの赤い照明は怖い。私が小学校低学年だったら入り口で「怖い、いかない」と泣いてるでしょう。入ってみると突然の風も大音量もなかったので怖くなかったです。
トンネルのような通路を抜けると、広い空間に辿り着きます。そこは遊園地のような、博物館とは思えない空間でした。 何故か宇宙船があるんだもの。
ここの空間にある解説スタートボタンを押すと音声と共に映像が流れるのですが、天井に映る映像が途中で映らなくなったり、火山のオブジェの中に映像が流れていたりで、解説が頭に入ってこなかった。
出だしで「おや?」と思う展示でしたが、まじめな部分も少しありました。
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でも、そんなまじめな展示の後ろに謎のキャラクター。
何者でしょうか?15分おきに小劇場が始まる仕組みになってました。
まじめな展示を抜けると大きなスクリーンで「宇宙船に乗って火山を見てみよう」がテーマだと思われる映像が見れます。恐竜が生きてる時代も旅してました。日本列島が出来てくる映像を見ながら「北海道の形に見えてきて、四国・九州がまだよく分からない本州が出来上がってきたなぁ。なんだか胚発生のようだなぁ。」と考えてました。生命の誕生ならぬ日本列島の誕生。正直なところ、ここはまじめな展示を見ていれば充分です。
最上階に行くと「浅間山の自然をテーマ」にした展示になります。火山博物館なのに火山成分が少ない…。
剥製。
意外とグロいぞ!腸が出てる!血の跡もあるよ!
このフクロウ、姿勢辛くないですか?
このフクロウはネズミをつかまえているところらしく、解説音声では「アカネズミ」と紹介されているのに、パネルには「ネズミ」とだけでした。不憫なアカネズミさん…。
溶岩標本の陳列
突然、世界の蝶を紹介している
溶岩の流れ方が体験できるようなものがあればいいのになぁ。あと溶岩標本は拡大写真とかで他の標本との構造の違いを比較できたら少しは面白くなるんじゃなかろうか。素人には石が並んでいるようにしか見えなくて…。
まじめな「生物学的にみた昆虫展」のような展示を目指すのではなく、もっと「火山と生活」のような展示にしたらどうなんでしょう。スペースが空いていたので、そこで日本の温泉を紹介してみるとか。「○○で茹でた卵は香りが違う」なんて発見あったら面白いのにな。