アオジタトカゲ 骨格標本
アオジタトカゲの骨格標本ができました。
一度やってみたかった種類で、ミズオオトカゲの頭骨と比較しながら楽しみながら組み立てました。
ミズオオトカゲの頭骨と比較すると骨の種類は変わらないのですが、アオジタトカゲの方が頭骨がバラバラにならなそうな頑丈な骨のように見えます。
※アオジタトカゲの頭骨もこのまま水中で腐らせるとバラバラにはなります。
上記2枚がアオジタトカゲの頭骨
下記2枚がミズオオトカゲの頭骨
手根骨、足根骨はさすがに小さく、バラバラになってしまったら位置がわかっていても戻すのは大変なので腱を残して繋げてます。
今回こだわったのは壁に立て掛けても骨と台が離れないように四肢を針金で固定しました。あまりきつく締めると骨が折れたりはなれるので、力加減が難しく苦労しました。
骨を組むときに不思議に思ったのが鳥の肋骨にある突起(鈎状突起)と似たようなものがあり、これはミズオオトカゲと比べるとアオジタトカゲでは顕著でした。
↑アオジタトカゲの肋骨
↑ミズオオトカゲの肋骨
↑ガチョウの肋骨と鈎状突起
ミズオオトカゲ(オオトカゲ属)もアオジタトカゲ(アオジタトカゲ属)も同じ有鱗目ですが、ミズオオトカゲはオオトカゲ科、アオジタトカゲはトカゲ科、比較するなら同じ科で見ないといけないのかなと思います。
分類学をもっと勉強しないと説明が難しいのですが、「形が似てるなら比較しても問題ない」と思った方はドブネズミとニホンリスを比べるとイメージしやすいかもしれません。
ドブネズミとニホンリスは同じ齧歯目ですが、ドブネズミはネズミ科、ニホンリスはリス科となり、違う種になります。「ネズミとリスは違う」と思っていても目レベルで比較すると誤った見方になり、「ネズミとリスは似てる」と思って比較しても良い結果には繋がりません。
このアオジタトカゲは月末のデザインフェスタに持っていきます。
【デザインフェスタ】
開催日:5/29(土)、5/30(日)
時間:11:00~19:00
場所:青海展示棟
最寄り駅:青海or東京テレポート
※注意※
今回はいつものビッグサイトではなく「青海展示棟」です!
【出展内容】
今回はcrystallumのゆとり。さんとの合同出展になります。
ゆとり。さんは透明骨格標本を作製されているので、透明標本と白い骨の両方が観れる空間になります。
https://twitter.com/YTL_specimen
ブース番号:B-71
サークル名:儚標本堂
骨のある部屋は哺乳類・爬虫類・鳥類の全身骨格標本の販売を予定しています。(値段は1万円~8万円の予定)
※現金のみ
※骨格標本の作製依頼受け付けてます※
Twitter: https://twitter.com/honebeya206
Instagram: Instagram.com/gwu_honebeya206
HP: https://honebeya206.com