先日、千葉県立中央博物館で開催されている「ほにゅうるい」展に行って来ました。
まず最初に去年クリーニングしたツノシマクジラの骨がお出迎え。肉がカピカピで刀でギコギコ切ってたら長靴に穴開いた記憶が甦る。
企画展の展示室は2つと廊下にわかれていて、メインの部屋には剥製と骨が並んでました。大哺乳類展でも展示されていた標本もありました。
剥製は珍しく成獣と幼獣を並べて展示してありました。
よく間違われるタヌキとアライグマの幼獣は、タヌキは茶色い塊なのにアライグマは模様がはっきりしてる。
成獣と幼獣の剥製達‥。
角の有無だけが性的二型じゃないとよくわかる標本。何もしらないとメスの死体を拾った時に成獣なのに幼獣としてしまう。
オス、メス、幼獣の剥製。
比較しやすくて面白い。
「千葉県は哺乳類の種数が少ない県です」というパネル。
あんなに緑が多いイメージなのに、カモシカもいないしムササビもいない。大きくて太い木が生えていないってパネルに書いてあって意外。
この企画展の中で一番気になったのが糞の展示。
パネルには「特別な処理をした糞はスマホよりキレイ」と書いてありました。私は今、糞より汚いスマホで文章を打ってます‥。
触れる展示もありました。写真は3Dプリンターのもののみですが、骨やモグラの重さ比べをできる展示もあり、家族で楽しめそうな展示になっていました。
この日は講演会があったので聴いてきました。鴨川シーワールドの方が演者で、海獣の保護についての話がメインでした。そこで一番印象深かったのが、コマッコウが驚いた時に排泄物を撒き散らしてその排泄物の中に隠れる話でした。「隠れるっていっても、灰色の排泄物に隠れるだけだからそこまで隠れたように見えなさそう」なんて考えていたら、コマッコウが排泄物に隠れる動画が流れ、その排泄物がイカスミのように真っ黒!「あそこまで黒くなる排泄物ってどんな成分しているのだろう」と気になるくらい真っ黒でした。
企画展の「ほにゅうるい」展は9/23(月、祝日)まで開催しています。
この可愛いイラストはTシャツやクリアファイルになっています。ミュージアムショップで購入出きるので、一度見て下さい!