工房にネコ
先日、工房に骨作業をしに行ったら師匠が「昨日、ネコ入ちゃって出ていったところ見てないんだよね」と。
ここ最近、工房には野鳥が迷い混んだり、バードストライクが起きていたりと、なんだか忙しい。今度はネコかぁ…。
工房に着いて、中を見てもなんの気配もなく、暗い広い工房の中を探して見つけられる気もしなく、見つけても捕まえられそうにないので、ほっといて作業に取りかかった。「まぁ勝手に出ていくだろう。」そう思いながら、骨にするための解剖をしていたら、2時間ほどして、ネコが現れた。
ネコは無言で真っ直ぐ入ってきた場所を目指して歩いていた。
私達が「ネコだ!」と声を上げると、それまで黙っていたネコがニャーニャー鳴き始めた。私達に目もくれず出口を探す姿から「今から出ていくから、わかったわかった。」と言っているかのようだった。
ネコは慌てずに隙間から出ていった。前に学芸員さんが「ネコ同士は音声でコミュニケーション取ってなくて(繁殖期は例外)、人間に対しては音声でコミュニケーション取ってるよ。」と言っていたのを思い出した。
あの鳴き声にどんな意味を込めてネコは鳴いたのだろうか。
近くにある海岸には砂がなかった
カマキリの食事
もうこんなに寒くなっているのに、まだカマキリがいました。
首かしげてる感じが可愛い。
この黒目は擬瞳孔というもので、複眼の構造状、どうしてもこうなってしまうんだって。いつもこっち見てる感じがまた可愛い。
このカマキリ踏まれそうだったから移動したら、移動先のベンチに3時間くらい動かずにいる。「やっぱり草があるとこじゃなきゃ元気でないのかな」と思い、草がある場所に移して数分後に見たら餌を捕まえてました。
普通に元気じゃん。
カマキリが餌を食べてるところを見たことがないので、20分間ずっとカマキリ見てました。ここから、食べられて体がなくなる昆虫が映るので、苦手な方は遠慮して下さい。
お尻から食べ始めた。昆虫は動いてた。
1/3食べたところ。昆虫はまだ動いてた。
2/3食べたところ。体が1/3しかないのに、これでも昆虫は動いてる。
残りの1/3を食べてるところ。昆虫の足が動いてた。
あと少しで完食。よく動いてた触覚をカマキリに押さえられて、「まだ動けた」のか「この時点でもう動けない」のか分からない。
完食。この後、カマキリは自分の鎌を丁寧に舐めて掃除してました。
カマキリは「頭が固いから残す」とか「お腹が柔らかいからそこだけ食べる」ってせずに、全部食べるの偉いですね。それだけ顎の力が強いってことですね。
カマキリ触ろうと思って捕まえようとしたら噛みつかれて、結構痛かったです。
写真
私は大きくて高価なカメラを持っていない。たまにメモリーカードを読み込まなくなるようなご機嫌斜めな小さなデジタルカメラとスマフォを大事にしている。「すごく綺麗に撮りたい」と思ったことは今のところない。ほとんどの写真はスマフォに頑張ってもらっている。
でも、ごくたまに遠くをキレイに撮れるカメラがほしくなったりする。遠くにいる鳥はさすがにスマフォでは難しい。
「デジカメで撮らないの?」って?鳥を見に行ってるのに、双眼鏡+デジカメを首に提げるのは重いよ。
スマフォでも遠くを撮る方法がある。それは双眼鏡の接眼レンズにスマフォのカメラを近づけるとできる。
こんな感じに…
小窓から覗いてるような写真になる。
この撮り方はちょっと難しい。ピントが合わなかったり、中心がズレたり、カメラと格闘していると対象がいなくなることはよくある。でも、苦労して撮れた時は嬉しい。
たぶんこれは、双眼鏡で撮ったものをスマフォでトリミングしたもの。結構キレイに撮れてると思う。